放射線科

放射線科とは

1895年、レントゲン博士によるX線の発見以来、人体内部の写真を撮って医療に役立てようという研究と実践がたゆまぬ努力によって続けられてまいりました。それが20世紀後半のコンピュータ技術と相まって人体の断面像を撮るという画期的なX線CTの誕生をもたらしました。さらに、X線だけでなく、超音波や磁気を利用した診断装置も登場するにいたって今日ではこれらを広く医用画像と呼ぶようになりました。これらの画像を用いて行う病気の診断は、現代の医療において必要不可欠な技術のひとつとなっております。
放射線科とは、これらの画像機器を集中的に管理し、各科医師と緊密な連携を保ち、患者さんにできるだけ侵襲を加えず迅速で正確な診断を得ることによって最良の治療へと結びつける役割を担っている部門です。

放射線科機器紹介

MRI装置(1.5テスラMRI装置)

GE横河メディカル社製 SIGNA Creator

MRI(磁気共鳴画像)とは、強い磁石と電波を使って体の内部の状態を検査する方法です。
当院では高度医療機器整備の一環として、GE社製の1.5TMRI導入しました。

MRI装置(最新型3テスラMRI装置)

CT装置

GE横河メディカル社製 Bright Speed

CT検査はエックス線を使って身体の断面を撮影するスクリーニング検査です。体内の様々な病巣を発見することができますが、特に肺などの胸部、肝臓、腎臓などの腹部の病変に関しては、優れた描出能が知られています。

CT装置

X線透視装置

島津製作所製 C vision Safire

胃・大腸検査を始めとする消化管検査から、回転DSAによる血管撮影や、癌の治療、頭部大動脈瘤の塞栓術などに使用します。

X線透視装置

一般撮影装置

島津製作所製 RADspeed

胸部や腹部、骨などを撮影します。
X線により患者さんから得られた情報は、CR(Computed Radiography)装置 FUJIFILM社製 FCRspeedia によりコンピュータ解析され画像化します。

一般撮影装置

移動型透視診断装置

島津製作所製 OPESCOPE ACTIVO WHA-200

主に整形外科での手術にX線透視を行います。

移動型透視診断装置

回診用X線撮影装置

島津製作所 Mobile Art Evolution

X線撮影室まで移動できない患者様のベッドサイドでの撮影等に使用します。

回診用X線撮影装置